今日はCaltechで、ガリレオが望遠鏡を夜空に向け宇宙の扉を開いてから400周年の記念のシンポジウムがありました。科学史から最新の惑星探査まで、おもしろそうな講演がたくさんありました。私はそのうち3つの講演しか聞く時間がありませんでしたが、木星のガニメデ衛星の磁場の話(表面の氷の下にある塩水の層が重要な役割を果たしているそうです)やエウロパ衛星の表面の亀裂の話(サイクロイド曲線を描いているものがあるそうです)など、興味が尽きません。 今回のシンポジウムは、KISS(Keck Institute for Space Studies)の主催でした。KISSは、ケック財団からCaltechへの24億円の寄付によって設立され、8年の間毎年3億円を使って宇宙科学探査の技術開発を行っています。ケック財団は、ハワイのマウナケアで、Caltechとカリフォルニア大学機構が共同運用しているケック天文台にも