「小ざさ」への「羊羹」と「もなか」へのこだわり、創業者の父親から受け継いだものづくりの修業の日々、「小ざさ」とともに歩んできた道、工場で働く人たち、そして「小ざさ」への想いが綴られている。 本書では、「『小ざさ』ってそうだったのか!」「こんな取り組みをやっていたのか」と驚かされることが多い。 びっくりしたのが、羊羹を手に入れるのに「家族も従業員も列に並ぶ」ということ。「1本くらい」となってしまいそうなのに、「お客様を裏切ることにつながる」と、社長の旦那さんでさえも同じ条件で並んでもらうのだという。 本書によると、もともと、創業者である父親の伊神(いかみ)照男さんは1931年から「ナルミ屋」という菓子店を営んでおり、お客さんもついて評判のお店だったという。戦時中にお店をたたみ、戦後の1951年に「小ざさ」を創業。 組立式の屋台でのスタートだった。畳一畳分のスペースしかない屋台で、稲垣さんは朝
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