「小ざさ」への「羊羹」と「もなか」へのこだわり、創業者の父親から受け継いだものづくりの修業の日々、「小ざさ」とともに歩んできた道、工場で働く人たち、そして「小ざさ」への想いが綴られている。 本書では、「『小ざさ』ってそうだったのか!」「こんな取り組みをやっていたのか」と驚かされることが多い。 びっくりしたのが、羊羹を手に入れるのに「家族も従業員も列に並ぶ」ということ。「1本くらい」となってしまいそうなのに、「お客様を裏切ることにつながる」と、社長の旦那さんでさえも同じ条件で並んでもらうのだという。 本書によると、もともと、創業者である父親の伊神(いかみ)照男さんは1931年から「ナルミ屋」という菓子店を営んでおり、お客さんもついて評判のお店だったという。戦時中にお店をたたみ、戦後の1951年に「小ざさ」を創業。組立式の屋台でのスタートだった。畳一畳分のスペースしかない屋台で、稲垣さんは朝8
おなじみの丸くて表面カチカチのものとはずいぶん違う、呉の「メロンパン」。中にはみっしりとクリームが詰まっています。 一時期のブームは過ぎ去ったものの、まだまだ根強い人気をもつメロンパン。私の故郷、“旧海軍のまち”広島県の呉市では、昔から名物として「メロンパン」が親しまれてきた。 昭和11年の創業以来全く変わらぬ味で、私の祖父母の代から呉市民に愛され、今でも1日600個が売り切れてしまうほどの人気商品だ。 その呉の老舗パン屋「(有)メロンパン」の「メロンパン」を、先日帰省した際、ひさしぶりに味わってみた。 ただしこのパン、「メロンパン」といっても、ラグビーボール型で、一般的なメロンパンとはあまりにも違う外見。違いはそれだけでなく、手に持ったときのその重さ。ずっしりと重いのだ。 計ってみると、普通のメロンパンが100グラム前後なのに対し、このメロンパンはなんと246グラム。 それもそのはず、中
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