Go Conference 2018 Spring, 2018-04-15 at Tokyo, Japan https://gocon.connpass.com/event/82515/
数年前に、こういう記事「ulimitが効かない不安を無くす設定」を書きました。しかし、ディストリビューションのバージョンが上がり、デーモン管理が systemd に変わったことで、インターネットのゴミとなりつつあります。 そのため今回は、その次世代バージョン的な内容ということで、systemd の場合はこうしておけば見えない敵と闘うこともなくなるはずです、というものになります。例によって、抑えきれていないパターンがあったら御免なさいです、押忍。 limits設定で目指す所 復習になりますが、limits の設定で困るのはだいたいこういうパターンでしょう。 作業中ユーザーのシェルのlimits設定が思い通りにならない コンソール/SSHログインしてデーモンを再起動したら、limits設定が戻っていた su/sudoを使ってデーモンを再起動したら同上 デーモンをシステムに自動再起動させたら同上
前回の記事「Systemd」を理解するーシステム起動編ーでは、Systemdの概念とSystemdによるLinux起動プロセスの内容を解説させていただいた。第二回となる今回の記事では、Systemdを利用したシステムの管理方法を記載していきたいと思う。 今回の記事ではSystemdのsystemctlコマンドを利用したサービス(プロセス)管理方法と、journalctlコマンドを利用したSystemd journalログ照会の2章立てでSystemdによるシステム管理を解説させていただく。また、各コマンドは先日リリースされたCentOS7上で動作確認させていただいた。 systemctlを利用してサービスを管理する Systemd環境にてサービス管理を行う場合、主にsystemctlコマンドを利用するが、一部、従来のコマンドも利用可能となっている。使途別のコマンドを見ていこう。 Unitの
こんにちは、運用部 アプリ運用グループの清水です。モンスト仲間募集中です。 以前、Fedora 8からFedora 17への移行のお話を書きました。Fedora 17ではsystemdがデフォルトで使われています。そのsystemdを本番環境で運用して1年以上が経ち、様々な経験をしてきました。systemdの環境で知っておくと役に立つと思われることについていくつか紹介したいと思います。 まずは、systemdの概要について簡単に紹介します。 systemdの概要と歴史 systemdは、従来のSysVinit/Upstartに代わるもので、Linuxサーバの起動時に初期設定やサービス起動をおこなうことにとどまらず、プロセスやリソースなど様々な管理をおこなうデーモンです。 Fedora 14の頃(2010年11月リリース)にTechnology Previewとして提供され、Fedora 1
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