鉄道模型の愛好家として世界的に知られる原信太郎(はら・のぶたろう)さんの作品や収集品を展示する大規模な「原鉄道模型博物館」(三井不動産運営)が横浜市のみなとみらい21地区に誕生する。7月10日のオープンを前に出かけた内覧会では、世界最大級という巨大なレイアウト(鉄道ジオラマ)や、小さな部品の一つ一つから手作りした精密な車両をはじめとする“原ワールド”に圧倒された。同博物館は「日本の鉄道発祥の地」にふさわしい新スポットになりそうだ。 この博物館は新築間もない「横浜三井ビルディング」(西区高島1ノ1)の2階部分に設置された。自動改札機を模した入口から館内に入ると、約1700平方メートルの広いフロアに8つの展示室がある。 目玉は何といっても、1周約70メートル、6路線、レール総延長約450メートルという巨大レイアウト「いちばんテツモパーク」だ。だが、はやる気持ちを抑えて第一展示室からじっくり見て