日韓両国が領有権を主張している竹島(韓国名・独島)が、韓国の次期大統領選に思わぬ影を落としている。日本と韓国の国交が正常化した1965年に大統領だった朴正煕(パク・チョンヒ)氏が竹島を「爆破したい」と語ったとして、朴大統領の長女で与党「セヌリ党」の公認が最有力視される朴槿恵(パク・クネ)氏への攻撃が相次いでいるのだ。この発言が明らかにされたのは8年以上も前。いまごろ蒸し返された形で、泥仕合の様相を呈している。 発言は04年には報じられていた 今回問題とされている発言は、日韓国交正常化を前にした65年、ディーン・ラスク米国務長官(当時)が日韓の仲裁を目的に朴正煕氏と会談した際、朴正煕氏が 「小さなことだとはいえ、腹が立つ問題のひとつが竹島問題。解決のため、島を爆破したい」 と語った、というもの。ラスク長官は「所属をあいまいにしてはどうか」などと提案したという。この発言は米国立公文書館に保管さ
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