さて、後編はRAIDシステム事業部 事業企画本部 製品企画部 部長の大枝高氏にRAIDシステム事業部の変遷や最新製品の特徴などを説明してもらった。仮想化・クラウド時代を支える日立ストレージの真の価値とは? 日立のRAIDシステム事業部は、日立製作所に7つあるカンパニーのうち、情報・通信システム社のプラットフォーム部門に属している。国内の営業・サポートは東京、開発は国内の生産工場と同じく神奈川県の小田原を本拠地とする。前編でも紹介したとおり、もともとは1966年に磁気ディスクの生産からスタートし、1990年代前半には現在のように外付けディスクアレイ装置の生産を開始している。「ディスクアレイ装置の開発は大きく分けて、大型RAIDシステムと呼ばれるメインフレーム向けのストレージと、小型RAIDシステムというオープン系のストレージの2本立てでスタートしました。2001年にRAIDシステム事業部が誕