DJIによる大規模なロボットコンテストRoboMasterは、2013年からパイロット版が行われ、2015年に第1回が行われてから9年目を迎える。2023年大会を、日本のロボコニストOBたちで構成されている次世代ロボットエンジニア支援機構Scrambleの方々と視察したところ、技術とカルチャーの両面で中国のロボコン界が大きく進化していることがうかがえた。 ロボコン王国日本でも見られない複雑なレギュレーション 「ロボティクス/ロボット技術」というのはハードウェアとソフトウェアを組み合わせた技術の多くが内包される、範囲の広い言葉だ。 日本はこの分野で強豪国と言える。日本の大学は国際的なロボットコンテストで何度も上位入賞している。 東京大学のロボコンクラブRoboTechの2023年大会ロボット動画。優勝校はアジア・太平洋放送連合が主催するABU(Asia-Pacific Broadcastin