急成長を目指すスタートアップでは、法人設立時に気を付けるべきことが、一般的な小規模事業者と異なります。スタートアップ向け法人設立ベストプラクティスの決定版として開始した本連載、第1回は「資本金はいくらにするのか?」について論点をまとめました。第2回となる本記事では、設立時の株式数をいくつにするのが良いかということをまとめます。 連載目次 第1回:資本金はいくらにするのか? 第2回:株式数、共同創業者の持分比率はどうする? 第3回:株式の譲渡承認機関は「当会社」とする 第4回:公告方法は官報にして、後に電子公告とする 第5回:長すぎる役員任期は要注意 第6回:事業年度をいつにするか? オススメ:1万〜100万株未満で発行するのが良い 前回、資本金をいくらにするべきかという問いに対しては、考え方のガイドラインがあるだけで「これで良い」と言えるほど明確な数字はありませんでした。しかし、株式数につ