こんにちは、LINEヤフー株式会社でSREとして働いている岩山です。 今回は出向先の出前館で進めているマルチテナンシーのKubernetes(k8s)クラスタとサービス間通信の認可について、その構築作業の中で得られた知見を紹介します。 いくつか導入したツールの紹介を同じチームの出向組メンバーである岡田・望月・岩山の3名でお送りします。 k8sのマルチテナンシーとは マルチテナンシーとは「テナント」と呼ばれる複数のチームなどの単位で k8s クラスタを共有することです。 参考: https://kubernetes.io/docs/concepts/security/multi-tenancy/ 出前館では数百名の開発者が20個前後のチームを構成し、アプリケーションの開発を行っています。それぞれのチームは複数のコンポーネントを持ち、全体としてマイクロサービスアーキテクチャが構成されています。