横浜市立大医学部の男性教授(51)(横浜市金沢区)が、学生を土下座させ、頭を足で踏むなどした問題で、横浜区検は名誉毀損(きそん)と暴行罪で教授を略式起訴し、横浜簡裁が罰金50万円の略式命令を出したことがわかった。 命令は21日付。教授は罰金を納付した。 起訴状によると、教授は2月22日、約90人の学生がいた学期末試験の会場で、医学部医学科2年だった男子学生(21)に「お前はストーカーをしている。犯罪者だ」などと暴言を吐き、試験終了後、教授室を訪れた学生を土下座させ、頭を足で1回踏みつけたとされる。 神奈川県警が10月、名誉毀損と暴行容疑で横浜地検に書類送検していた。教授は、県警の調べに「うわさ話をうのみにしてしまった」と話していたという。