アレックス――三都主アレサンドロは行ってしまった。 岐阜との契約が満了になったことが発表され2日後にはブラジル行きとなった。 挨拶をする暇もないくらい慌ただしかった。 それからずっと気になっていることがあった。 昔、ずいぶん失礼な質問をしたことがあったからだ。 それは三都主が日本に帰化したときのことだった。 「日本に帰化して日本代表になって、それで夢だったヨーロッパに行ったら 日本代表を踏み台にしたって思われるかもしれないよ」 そのとき三都主はしっかりと目を見ながら答えてくれた。 「僕がどんな思いで日本人になったのか、 これからの行動を見てもらったら、どんなに日本を思っているか きっとわかってもらえると思います」 そんな三都主がブラジルに行こうと思ったのだ。 よほどの思いがあったに違いない。 日本で辛い思いをしていたのではないだろうか。 今回、オンラインで話を聞くことができた。 「どんな思
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