ブックマーク / d.hatena.ne.jp/tatsu2 (4)

  • 「中二病でも恋がしたい!」を肴にしたリアル度合いの話 - subculic

    アニメーション前回エントリーへの追記に当たるのですが、『中二病でも恋がしたい!』を観ていて表現上気になった第1話Aパート終盤の保健室。作品の「リアル度合い」を測る上でギャグシーンを入れるのか、入れるとすれば何処まで崩すのか、これらがひとつの指標になるのですが、【状況的に許されれば、物理法則を無視してキャラクターが飛んだりくらいはする】と判明する保健室パート。物理法則を無視したギャグを何処まで引っ張るか。勇太が飛び跳ねた後、六花が右目の眼帯を外すところまではギャグの残り火である部屋の散らかりようはそのままだ。CMを挟み、Bパートの目薬を打つシーンに行くと元通り。この「リアル度合い」について、脚家の高山カツヒコさんが面白い言を残している。例えば、僕はよく作品のリアル度合いを、「キャラクターが高いところから落ちたとき、リアルに死んでしまう作品なのか、次のシーンで包帯ぐるぐる巻きになって出てこれ

  • 趣味のアニメを制作して貰うということ――微に入り細を穿ってこそ - subculic

    アニメーションコミケのサークルチェックをしていたとき偶然、同人アニメーションを頒布するというサークルが目に入った。同人でアニメを作り、頒布するサークルは過去何度か見かけたのだけれど、少し毛色が違う様子。興味を惹かれたので、購入してきました。オリジナルキャラクターのバウアー中尉とパンター戦車がメインとなる約3分のアニメ。パンターvsT34の戦闘など見応えのあるシーンも多く、オマケアニメで終わらせてしまうには惜しいなと思う作品だった。戦車アニメとしての興味も尽きないが、特筆すべきはサークル・Gewaltの代表であるEXCELさんが「身銭を切って商業のアニメーションスタッフに依頼して制作している」ところだ。同人誌「戦車アニメの作り方」に掲載されているスタッフクレジットによれば、コンテ・演出:小林敦、作画:澤田譲治とあり、動画検査や色指定、美監、3D撮監、撮影、音楽に至るまでガチである。自分でアニ

  • 「中二病でも恋がしたい!」への期待 - subculic

    アニメーション『氷菓』は青春の影に焦点をあて探偵役の全能感と合わせ、ほろ苦さを描いた作品だったが、京都アニメーションが次に放つはこれも青春の影、いや暗黒。『中二病でも恋がしたい!』は黒歴史全開のアニメ。まさかこのような連携になっていようとは、一杯わされた気分。思わず膝を叩きたくなる影のコンビネーションだ。まったく何も調べず視聴したところ、ポップテイストで楽しい中二病講座なアニメだなと思う。『涼宮ハルヒの憂』や『けいおん!』を明らかに意識して、アニメ版の監督である石原さんや山田さんがOP/EDを手掛けていたり、自社のKAエスマ文庫レーベルからのアニメ化、「京ア二的」なメソッドの確立を目指しているのやも、と考えてしまったりもする。過去の元請作品を匂わせるパーツを組み込み、作中で扱う「黒歴史」へのアプローチにしているなら面白い試みかもしれない。主人公である富樫勇太が封印したがっている中二病の

  • 「ちはやふる」が紡ぐ夢の途中 - subculic

    アニメーション天井知らずの面白さで毎週楽しみにしていたアニメ『ちはやふる』が最終回を迎えた。アニメ版が始まってまもなく「これは原作を読んだ方がいいのか」とつぶやいたことがある。すぐさま友人から「原作も超面白い」とのレスポンスが返って来た。かくして原作を手にとってみたところ、ほどなくして『ちはやふる』全巻が収納される運びとなり、今では愛読書として何度も読み返すに至っている。先日発売された原作最新刊も圧巻の内容であり、いまだ底知れない作品だと震えた。リミッターのない面白さで、いったい何処まで楽しませてくれるのだろうか、と。ちはやふる(16) (BE LOVE KC)作者: 末次由紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/03/13メディア: コミック購入: 1人 クリック: 213回この商品を含むブログ (34件) を見る原作に負けじとアニメ版の出来も抜群だった。演出が、音楽が、かるたア

  • 1