北朝鮮がミサイルを発射したとの情報を受け、北陸新幹線や東京メトロ全線など一部の鉄道は29日早朝、安全確認のために約10分間、運転を見合わせた。北陸新幹線でこうした対応をとったのは初めてという。 JR西日本金沢支社によると、金沢駅と上越妙高駅(新潟県)の間で、午前6時8~19分ごろの約11分間、運転を見合わせた。同社は政府の全国瞬時警報システム「Jアラート」が送信された場合に運転を見合わせる運用を今月から開始。今回の発射でJアラートの送信はなかったが、「発射報道を受け、安全のために見合わせた」という。JR東日本とJR東海管内では新幹線、在来線ともに発射情報を受けての運転見合わせはなかった。 東京メトロは午前6時7~17分ごろの約10分間、運転を見合わせた。発射報道があれば、10分をめどに安全確認のため運転を停止することにしており、今回は「着弾した様子がなく失敗の可能性が高い」と判断し、運転を