Published 2022/12/07 18:11 (JST) Updated 2022/12/07 18:27 (JST) 安倍晋三元首相の銃撃事件で、殺人容疑で送検され鑑定留置中の山上徹也容疑者(42)が「母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の用事に行って授業参観に来なかった」などと、精神鑑定の担当医に少年期の不満を漏らしていることが7日、関係者への取材で分かった。担当医はこうした事情を確認するため留置期間を延長し、鑑定を続けているとみられる。 事件は8日で発生から5カ月。担当医は山上容疑者の成育歴や生活状況などを詳細に記した鑑定書を奈良地検に提出する必要があるが、山上容疑者が一方的に教団と母親の行動を関連づけている可能性もあり、慎重に事実関係を精査しているもようだ。