Aiiku Hospital Dept.of Obs/Gyn 出生前検査についての当院の考え方 −特に母体血清マーカーテスト、羊水検査について ・母体血清マーカーテストと羊水検査は出生前検査に含まれるものであり,その検査の意義を理解された妊婦さんが,検査を行うことを希望する場合にのみ行う検査です.妊婦さん全員が行う検査ではありません.・ご自分の妊娠中の赤ちゃんの染色体が正常かどうかを心配し,検査をして欲しいと希望される方がいます.初期の流産が起こる時期を過ぎ,順調に発育していることが確認される妊娠12週以降で,現在最も赤ちゃんへの危険性が少なく,最も確実な胎児染色体の情報を得られるのは羊水検査(羊水による胎児染色体検査)です.羊水検査は母体のお腹の表面から細い針を子宮の中まで刺し羊水を20ml程度採取(羊水穿刺といいます)して,その中に混じっている赤ちゃんから剥がれた皮膚や粘膜のもとになる