今回は東大の松浦正浩さんが書かれた『実践!交渉学 ---いかに合意形成を図るか』という新書のメモをしておきます。 実践!交渉学 いかに合意形成を図るか (ちくま新書) 作者: 松浦正浩出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/04/07メディア: 新書購入: 9人 クリック: 52回この商品を含むブログ (25件) を見る 本書の感想を結論から言うと、簡にして要を得た素晴らしい新書だと思いました。特に私のようなリスク評価に関わる人々にとっては、リスク評価の「出口戦略」について考える上でかなり示唆的な内容ではないかと思います。たいへん勉強になりました。 この本の内容をかんたんに紹介すると、まず「交渉(negotiation)とは何か」について学問的に整理したあと、二者間交渉についてBATNA(不調時代替案)・ZOPA(合意可能領域)・パレート最適といった概念を軸に整理し、その語に多者間
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