欧州食品安全機関(EFSA)は4月23日、農薬有効成分イミダクロプリド(Imidacloprid)の稲に対する残留基準値の修正に関する理由を付した意見書(2010年4月20日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 1. ポルトガルにおけるイミダクロプリドの意図された使用に適応するため、イミダクロプリドの稲に対する現行基準値の上方修正(定量限界の0.05mg/kg→2mg/kg)が申請された。 2. EFSAは、評価担当加盟国のポルトガルが起草した評価報告書及びピアレビューにおけるEFSAの結論に基づき、当該申請に関して以下の結論を出す。 3. イミダクロプリドの毒性学的プロファイルがピアレビューで調べられ、一日摂取許容量(ADI)の0.06mg/kg 体重/日及び急性参照用量(ARfD)の 0.08 mg/kg体重が算定された。 4. 植物中におけるイミダクロプリドの残留物の性質は、果実類