開幕から3年目を迎えたBリーグ。2年目の入場者数は250万人。リーグ売上も50億円を突破。 2年で順調に見える船出だが、今後、どう舵を切っていくのか。Bリーグの現状、そして今後に向けた課題を公益社団法人ジャパン・プロフェショナル・バスケットボールリーグ(以下、Bリーグ)事務局長を務める葦原一正に伺った。 ──3シーズン目を迎えるBリーグですが、ここまで振り返ってみて葦原さんの思う大切にされているポイントについて伺いたいと思います。 葦原:私が思う 1番のポイントはナレッジシェアです。スポーツビジネスについてみんな色々と語るのですが、そもそも奇策なんてありません。野球、サッカー、バスケットボールであろうと極論、他の消費財と同じで、普通のプロモーションやマーケティングを行う。当たり前のことを極めて当たり前にやるだけです。 その中でも集客が出来た、出来ていないという成功例も失敗例もリーグ全体で共