木星よりわずかに大きい惑星WASP-12bが主星WASP-12の近くを公転する(想像図)。 (Image courtesy ESA NASA and Frederic Pont Geneva University Observatory) 太陽系外で確認されている最も高温な惑星の1つが徐々に主星に“食べられている”という最新の研究が発表された。 2008年に発見された太陽系外惑星WASP-12bは木星と似た性質を持つ。主星から非常に近い距離を公転しているため、公転周期はわずか26時間である。主星との距離が近いため、主星からの熱と、引き合う重力の影響で生じる潮汐加熱が重なり、WASP-12bの表面温度は摂氏2600度を超える。 最新のデータによると、WASP-12bの大気は主星からの熱で膨張し、一部は宇宙空間に飛び出しているという。 しかし、北京大学の天文学者でこの研究を率いたリ・シュ