トランプ陣営は州議会が選挙人を指名するよう激戦州の共和党議員に圧力をかけている。(写真:ロイター/アフロ) 不正選挙が行われたと訴え、多くの州で訴訟を起こしたものの、負け続けているトランプ陣営。ジョージア州で行われた、票の再集計の結果も出たが、バイデン氏の勝利が再確認された結果となった。 選挙結果の認定遅延作戦 そんな中、トランプ陣営は新たな動きに乗り出している。選挙結果を覆そうと力を入れていた“郵便投票を無効化する作戦”をあきらめ、ミシガン州やペンシルベニア州など共和党議員が州議会を支配しているもののバイデン氏に負けた州の選挙結果の認定をできるだけ遅延させる作戦に出始めたのだ。 有権者による一般投票により過半数の選挙人を獲得したバイデン氏だが、同氏は、各州が選挙結果を認定し、12月14日に行われる選挙人投票を経て次期大統領として認定されるまで、正式に大統領に選ばれたことにはならない。 米