平成29年上半期の『第157回芥川龍之介賞』および『第157回直木三十五賞』の受賞作が発表された。 芥川龍之介賞は沼田真佑さん『影裏』(文學界5月号)、直木三十五賞は佐藤正午さん『月の満ち欠け』(岩波書店)となった。 共に初受賞という2人の受賞、そしてデビュー34年で選出されたベテラン・佐藤正午さんの経歴などが続々と報道されているが、実はもう一つの「初受賞」が存在する。 それが、岩波書店の刊行する小説作品が初の直木賞受賞という事実だ(芥川賞も受賞作無し)。 1913年に創業され、100年以上の歴史を誇る岩波書店。よほどの本好きでなければ出版社に着目することもそうないだろうが、『広辞苑』の出版社と聞けばピンと来る人も多いはず。 しかし、この岩波書店の受賞で頭を悩ませているだろう人たちが存在する。それは書店員だ。なぜか? 岩波書店の採用する、他の出版社とは異なる配本制度 芥川賞・直木賞は、文藝
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