話題や評判が先行する新技術が実際に普及するまでの間、その期待が時間経過とともに、どのように変化するかを示した図のこと。あるいはそこで示されるサイクルをいう。1995年に調査会社ガートナーのバイス プレジデント兼ガートナーフェローのジャッキー・フェン(Jackie Fenn)が考案したもので、同社は新技術にどのタイミングで投資するかを判断する資料として顧客企業に提供している。 ハイプサイクルは、縦軸にユーザーやメディアの期待度・認知度を取り、横軸に時間・成熟度を設定した座標に曲線の形で表現され、この上に当該技術がどのフェイズにあるかをマッピングする。 典型的なハイプサイクルには、「黎明期」「流行期」「反動期」「回復期」「安定期」の5つの段階がある。 黎明期 - 技術の引き金 技術説明会や新製品発売などの発表を通じて、報道機関や一部の人々の注目を集める。ただし、実際に利用可能な製品・サービスと