はてなーの皆さんがオススメする「皆がこれ読んでたら読んでたら世の中もっと良くなるのに」本を知りたい。 勿論、好みは人それぞれだし「世の中はかくあるべし」みたいな正解なんて無いこともわかっている。 だけど、誰かがそう感じた本にはきっと価値があると思う。 だから教えてください。 ちなみに自分は カート・ヴォネガット・ジュニア: 「ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを」 リチャード・ファインマン: 「科学は不確かだ!」 の2冊です。よろしくお願いします。
![「皆がこれ読んでたら読んでたら世の中もっと良くなるのに」本](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b1638cdb5807a4788e4ba3c1109a984166e095fc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fanond.hatelabo.jp%2Fimages%2Fog-image-1500.gif)
「マイベスト新潮文庫」を探すべく、書棚と脳裏を漁るのだが……出るわ出るわ、記憶からも積山からも怒濤のごとく、文芸、海外、歴史、冒険、ミステリ、ファンタジー、ドキュメンタリー、エッセイ……ありすぎて選べない。 だから、も一つ「しばり」を設ける。それは「徹夜小説」であること。ひたすら面白く、寝食を忘れて読みふけった鉄板を挙げる。くれぐれも、明日がお休みの夜を見計らって手にしてほしい。 ■「シャンタラム」 グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ 未読なら、おめでとう。「これより面白いのがあったら教えてくれ」という傑作だから。憑かれたように読みふけり、時を忘れる夢中本だ。(わたしは4回乗り過ごし、2度食事を忘れ、1晩完徹した)。巻措く能わぬ程度じゃなく、手に張り付いて離れない。とにかく先が気になって気になって仕方がない。前知識は邪魔、完全に身を任せて、物語にダイブせよ。 とはいうものの、蛇足気味に補足
これは、面白い。18世紀フランスの、「匂い」の達人の物語。 匂いは言葉より強い。どんな意志より説得力をもち、感情や記憶を直接ゆさぶる。人は匂いから逃れられない。目を閉じることはできる。耳をふさぐこともできる。だが、呼吸と兄弟である「匂い」は、拒むことができない。匂いはそのまま体内に取り込まれ、胸に問いかけ、即座に決まる。好悪、欲情、嫌悪、愛憎が、頭で考える前に決まっている。 だから、匂いを支配する者は、人を支配する。 主人公はグロテスクかつ魅力的。恐ろしく鋭敏な嗅覚をもち、あらゆる物体や場所を、匂いによって知り、識別し、記憶に刻みこむ。におい(匂い、臭い)に対し、異常なまでの執着心をもち、何万、何十万もの種類を貪欲に嗅ぎ分ける。嗅覚という、言語よりも精緻で的確で膨大な「語彙」をもつがゆえ、人とコミュニケートする「言葉」の貧弱さを低く見る(というか興味がない)。さらに、頭で匂いを組み合わせ、
23日のTBS系「情熱大陸」で、「爆笑問題」田中裕二編に続き、太田光編が放送されていました。その放送の中で、スタッフが太田さんをジュンク堂に連れて行き、お勧めの本を紹介してもらうという箇所があったのですが、太田さんが紹介した本がとても興味深い内容だったので、太田光の推薦文付きでお勧め本を紹介してみたいと思います。 タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫SF)posted with amazlet at 10.05.24カート・ヴォネガット・ジュニア 早川書房 売り上げランキング: 30 Amazon.co.jp で詳細を見る 太田:マスト、今まであった中で最高の物語 われはロボット 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集 (ハヤカワ文庫 SF)posted with amazlet at 10.05.24アイザック・アシモフ 早川書房 売り上げランキング: 211 Amazon.co.jp で詳細を
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