「小学生になるのだから、マージャンくらい打てなくちゃ」という祖父に教わり、幼い頃からマージャンに親しんできたプロ雀士の松嶋桃さん。京大法学部出身で、昨年末には初の著書「京大卒雀士『戦わない』受験勉強法」を出版しました。志望校を決めたのは高校2年生の終わりと遅かったものの、マージャンで鍛えた論理的思考と洞察力で現役合格を果たしました。攻撃的なスタイルから「京大式小型肉食獣」という異名を持つ松嶋さんは、どのように受験を攻略したのでしょうか。【聞き手・中嶋真希】 幼い頃から、正月に母の実家で親戚がマージャンをするのをよく見ていました。牌(パイ)の絵柄がカラフルだし、キャラメルみたいでおいしそうだと思っていました。祖父に「小学生になるんだから、将棋とマージャンくらい打てなくちゃだめだ」と言われ、2、3日でルールを教わりました。マージャンセットの中に入っていた役の一覧を持ち帰って、ずっと見ていました