大阪北部地震の影響で地下鉄と京阪電車が運休となり、徒歩通勤する人たちであふれる御堂筋=大阪市中央区で2018年6月18日、幾島健太郎撮影 北海道の全域が闇に包まれた「ブラックアウト」、関西国際空港の長い機能停止--。ここ最近相次いだ災害は、地震や豪雨そのものの被害だけでなく、都市機能に与える影響の深刻さを見せつけた。東日本大震災や今回の台風24号の被害など災害は後を絶たず、五輪を控える首都・東京には大地震の可能性もある。だが、対策が十分とはとても言えない。盲点はどこにあるのか。【宇田川恵】 「ブラックアウトなんて絶対起きないと言われていたのに、実際に起きてしまった。東京のような大都市は超高層ビルや地下街、高速道路などがあちこちに存在する。もし首都直下地震やスーパー台風に襲われたら、想定外のことが連続して起きてもおかしくありません」。そう話すのは、地震防災に詳しい工学院大教授、久田嘉章さんだ
性的少数者(LGBTなど)を「生産性がない」などと書いた杉田水脈衆院議員の寄稿や、それを擁護する特集に批判が集まった月刊誌「新潮45」の休刊が決まった。しかし、その背後には差別や人権、表現の自由など、根の深い問題が絡み合っており、波紋は広がっている。さまざまな立場からこの問題を考えている人たちに連続インタビューする。 <(LGBTの人たちは)日本の人口のおよそ7.6パーセント、13人に1人の割合ですから、左利きやAB型の人と同じくらい。あなたがそうでなくても、知り合いにはいるはずです>。タレントでエッセイストの小島慶子さんが雑誌連載に書いているのを読んで、今回の「新潮45」休刊問題について、ぜひ、この人に聞いてみたいと思った。小島さんはこう呼びかける。「どうかこの問題に無関心でいないで。一人一人の『無関心』こ…
ノーベル医学生理学賞の受賞が決まり、記者会見で質問に耳を傾ける本庶佑・京都大高等研究院特別教授=京都市左京区の京都大で2018年10月1日午後8時7分、川平愛撮影 がん免疫療法につながるたんぱく質「PD-1」の発見で今年のノーベル医学生理学賞に選ばれた京都大高等研究院の本庶佑(ほんじょ・たすく)特別教授(76)は2日、毎日新聞の取材に応じ、賞金を活用して基金を設立し、生命科学分野の若手研究者を支援する考えを明らかにした。時期は未定だが、PD-1を利用して開発された薬の特許使用料も加え、将来的に1000億円規模を目指すという。 賞金900万スウェーデンクローナ(約1億1500万円)は共同受賞者のジェームズ・アリソン米テキサス大教授(70)と等分し、本庶氏は約5750万円を受け取る。これを原資に京大内に基金を設立する構想で、本庶氏は「PD-1は京大で生まれたので、京大への寄付が望ましい」と説明
昨年12月に開かれた皇室会議の「議事概要」では、1時間15分続いた会議で出た議員の意見がわずか6行にまとめられていた=2018年9月16日撮影 天皇陛下の退位日を決めるために昨年12月に行われた皇室会議(議長・安倍晋三首相)が詳細な議事の記録を残していなかった問題で、唯一の記録である「議事概要」について宮内庁は「出席者の記憶を基に作成した」と毎日新聞の取材に回答した。それ以前の皇室会議には議事録があるとも答え、概要しか残さなかったのは今回が初めてだったことも明らかになった。【佐藤丈一】 同会議には議長の安倍首相のほか、衆参両院議長、最高裁長官、皇族ら10人が議員として出席。菅義偉官房長官や宮内庁次長らも陪席した。議員は1時間15分の間に全員が発言したが、政府が公表したのはA4判4枚の議事概要と別紙1枚のみ。議長以外の議員の意見は、発言者が分からない形で6行にまとめられている。
9月30日投開票の沖縄県知事選で初当選した玉城(たまき)デニー氏(58)は1日、米海兵隊が使用する米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画を巡り、「米海兵隊の訓練を海外に移転できれば、普天間飛行場や辺野古移設は不要になる」と述べ、在沖米海兵隊の運用のあり方について米政府と交渉するよう日本政府に求める考えを明らかにした。毎日新聞など報道各社のインタビューに答えた。 玉城氏は、沖縄に集中する米軍基地の大半が米海兵隊の施設であることを念頭に「米海兵隊の陸上部隊や航空部隊が国外に移転しても抑止力に穴は開かない」と主張。日本政府に対し、在沖米海兵隊の訓練をグアムやオーストラリアなど海外に完全に移転するよう米政府と交渉することを求めていく考えを示した。
記者会見する日本相撲協会の八角理事長(右)。左は芝田山広報部長=東京都墨田区の両国国技館で1日午後5時10分、小川昌宏撮影 日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、元横綱・貴乃花親方(46)=本名・花田光司=の退職と、貴乃花部屋力士らの千賀ノ浦部屋への移籍を全会一致で承認した。退職は1日付。小結・貴景勝(22)はじめ力士8人と床山、世話人の計10人の移籍が決まり、貴乃花部屋は消滅した。 臨時理事会は非公開で行われ、理事会後に八角理事長(元横綱・北勝海)が記者会見で経緯を説明した。同協会は弁護士などを通じて貴乃花親方と話し合う道を探ってきたが、連絡はなかったという。八角理事長は「貴乃花親方は幕内22回の優勝を成し遂げた立派な横綱。このような形で相撲協会を去ることは誠に残念」と語った。 貴乃花親方は弟子の貴ノ岩への元横綱・日馬富士の傷害事件を巡り、今年3月、同協会の対応に問題が
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