女優の広瀬すずさんが主演するNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第106回(8月1日放送)に登場した、仲(井浦新さん)が描いたキャラクター「キアラ」は、アニメーション時代考証を担当している小田部羊一さんが手がけたものだということが分かった。キアラは、なつ(広瀬さん)が原画として参加している長編漫画映画「神をつかんだ少年クリフ」のキャラクターで、「なつぞら」の制作統括の磯智明さんは「完成したキアラを見たときは、(中川大志さん演じる)坂場のせりふではありませんが、『キアラがここにいる!』と感動しました」と明かしている。 小田部さんは1959年、東映動画(現・東映アニメーション)に入社し、アニメーターとして「太陽の王子ホルスの大冒険」「空飛ぶゆうれい船」などの作品に参加。東映動画退社後は「パンダコパンダ」「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「じゃりン子チエ」などのキャラクター