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2023年11月18日のブックマーク (7件)

  • 今週の本棚:持田叙子・評 『『女の世界』 大正という時代』=尾形明子・著 | 毎日新聞

    (藤原書店・3300円) 女性作家の人生模様、多彩に 女性の視点で近代日文学史を新たにとらえ直す作家・評論家は数こそ少ないが名手ぞろいである。 明治末の女性革命運動・青鞜と、青鞜社員達の波乱の生を評伝小説で追う瀬戸内寂聴。千駄木団子坂に住んだ森鷗外の歩調を再現し、『鷗外の坂』を書いた森まゆみ。『パンとペン』で堺利彦の愛の社会主義を照らす黒岩比佐子。 書の著者、尾形明子もその一人である。古雑誌をこつこつ探り、長谷川時雨・林芙美子・宇野千代など既成の社会ルールに反抗して時代を生きぬいた女性作家の活躍に光を当ててきた。

    今週の本棚:持田叙子・評 『『女の世界』 大正という時代』=尾形明子・著 | 毎日新聞
    taketake89
    taketake89 2023/11/18
    “このたびは奔放でタフな女性雑誌『女の世界』を舞台にのせる。『女の世界』は大正4年・1915年に発刊。大正10年に終刊した。大正を象徴するメディアである”
  • 今週の本棚:加藤陽子・評 『南北朝正閏問題 歴史をめぐる明治末の政争』=千葉功・著 | 毎日新聞

    ◆『南北朝正閏(せいじゅん)問題 歴史をめぐる明治末の政争』 (筑摩選書・1760円) 乾いた筆致で正確無比に描く 書の題名をルビなしで読めて、すぐに意味もわかる人は今や少数派なのではないか。「正閏」の「閏」は、正統ではない君主の位を意味する文字だ。 時は1911年、10年に起きた大逆事件の翌年にあたる年、小学校用日史教科書の南北朝時代(1336~92年)の記述をめぐり、教育者・漢学者・野党政治家・首相・元老らが、鋭く対立する事態が起こった。書は、南北朝正閏問題の全過程を、多くは書で初めて明らかにされる書簡、回顧録、新聞等から再現し、近代日の特質を見事に描いてみせた。 大急ぎで補足すれば大逆事件とは、明治天皇暗殺を企てたとして、幸徳秋水をはじめとする無政府主義者らの一斉検挙がなされ、事件発覚の翌年1月、12名が死刑に処せられた事件である。この事件を機に元老山県有朋が奏上した天皇へ

    今週の本棚:加藤陽子・評 『南北朝正閏問題 歴史をめぐる明治末の政争』=千葉功・著 | 毎日新聞
    taketake89
    taketake89 2023/11/18
    “本書の題名をルビなしで読めて、すぐに意味もわかる人は今や少数派なのではないか。「正閏」の「閏」は、正統ではない君主の位を意味する文字だ”
  • 米大リーグ:米大リーグ 大谷伝説の相棒も祝福 2度目の満票MVP 高校生初、160キロ受けた佐々木さん | 毎日新聞

    あの「一球」を受け止めた時の衝撃と感覚が、その手に鮮やかによみがえる。今も変わらない、少しおちゃめな一面があった大谷翔平選手と高校時代にバッテリーを組んだ同級生の佐々木隆貴さん(29)は、米大リーグ史上初となる2度目の満票で最優秀選手(MVP)に輝いたかつての「相棒」に思いをはせる。 「活躍ぶりは、気にしなくても毎日必ずテレビに映っていましたから、『今日も打ったんだな』と。打者としても投手としても、いい感じだなと思っていました。素直におめでとう、と伝えたいです」 佐々木さんが岩手・花巻東高校に入学し、初めて大谷選手と出会った時の印象は「細かった」というが、グラウンドでプレーする姿は圧巻だった。「特に打撃がずば抜けていました。最初はそこまで飛ばすわけではなかったのですがボールをしっかり捉える技術が高かった」。非凡な雰囲気は入学当初から漂っていた。

    米大リーグ:米大リーグ 大谷伝説の相棒も祝福 2度目の満票MVP 高校生初、160キロ受けた佐々木さん | 毎日新聞
    taketake89
    taketake89 2023/11/18
    “佐々木さんが岩手・花巻東高校に入学し、初めて大谷選手と出会った時の印象は「細かった」というが、グラウンドでプレーする姿は圧巻だった”
  • 日中首脳会談:処理水問題「対話で解決」 日中首脳、互恵関係推進 | 毎日新聞

    握手する岸田文雄首相(左)と中国の習近平国家主席=米西部カリフォルニア州サンフランシスコで2023年11月16日(代表撮影・共同) 岸田文雄首相は16日午後(日時間17日午前)、訪問先の米サンフランシスコで、中国の習近平国家主席と会談した。岸田首相は東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出に伴う日産水産物の輸入停止措置の即時撤廃を要求。両首脳は対話を通じて処理水問題の解決方法を見いだすことを確認した。両首脳は「戦略的互恵関係」の推進を再確認し、首脳を含むさまざまなレベルで意思疎通を図る方針で一致した。岸田首相は沖縄県・尖閣諸島を巡る情勢に深刻な懸念を表明し、中国で拘束された邦人の早期解放も求めた。 岸田首相は会談冒頭、「日中は地域と国際社会をリードする大国として、世界の平和と繁栄に貢献していく責任を有する。次世代のためにより明るい日中関係の未来を切り開けるよう力を合わせていきたい」と語っ

    日中首脳会談:処理水問題「対話で解決」 日中首脳、互恵関係推進 | 毎日新聞
    taketake89
    taketake89 2023/11/18
    “両首脳は「戦略的互恵関係」の推進を再確認し首脳を含むさまざまなレベルで意思疎通を図る方針で一致した。岸田首相は沖縄県・尖閣諸島を巡る情勢に深刻な懸念を表明し、中国で拘束された邦人の早期解放も求めた”
  • 土記:ヤジと民主主義=伊藤智永 | 毎日新聞

    <do-ki> 街頭遊説中の安倍晋三首相に「アベやめろ」と叫んだ男性が、警察官たちに力ずくで聴衆から離れた場所へ連れ出され、過剰警備じゃないかとニュースになったことがある。2019年参院選の、現場は札幌市。近くで女性も1人、同じ目に遭った。 あれは何だったんだろうと気になっていた。というのは、2人は「表現の自由の侵害で違法警備だった」と裁判に訴え、22年3月に札幌地裁で認められた。ところが直後の7月に安倍氏が殺害され、右派メディアやネットが「警察が萎縮し警備が手薄になったせいだ」と判決批判を始めたからだ。 今年4月、岸田文雄首相襲撃事件が起き、批判は勢いづく。6月の控訴審判決で札幌高裁は、女性への警備は自由の侵害だったが、男性への警備は適法だったと訴えを退けた。まさか。

    土記:ヤジと民主主義=伊藤智永 | 毎日新聞
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    taketake89 2023/11/18
    “警察は何がしたいのか。思い出すのは17年の東京都議選である。安倍氏が秋葉原で「アベやめろ」のヤジと横断幕の一群に「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と声を張り上げた一件だ”
  • 馳浩知事、東京五輪招致で「機密費でIOC委員に贈答品」 後に撤回 | 毎日新聞

    石川県の馳浩知事が17日、東京都内の会合で講演し、2013年に開催が決定した東京オリンピックの招致活動で、開催都市決定の投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)委員に対し、内閣官房報償費(機密費)を用いて贈答品を渡したと発言した。馳氏は同日夜「誤解を与えかねない不適切な発言であり、全面的に撤回する」とのコメントを出した。 公表されていない機密費の使途に言及するのは異例。贈り物の授受が事実ならIOCの倫理規定に触れる可能性もある。

    馳浩知事、東京五輪招致で「機密費でIOC委員に贈答品」 後に撤回 | 毎日新聞
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    taketake89 2023/11/18
    “公表されていない機密費の使途に言及するのは異例。贈り物の授受が事実ならIOCの倫理規定に触れる可能性もある”
  • パイロット・アイ:パイロット目線の着陸映像 硫黄島の歴史と「今」思い、滑走路に集中 | 毎日新聞

    摺鉢山(手前)側から眺めた硫黄島の全景。海上自衛隊の基地があり、観光客などの立ち入りは認められていない=東京都小笠原村で2023年10月30日午後0時35分、社機「希望」から手塚耕一郎撮影 東京・羽田空港を飛び立ち南へ約1200キロ。群青色の大海原に、硫黄島を見つけたとき、私はほっとした。GPS(全地球測位システム)が発達した現代においても長距離洋上飛行は独特の緊張感がある。 上空からでもはっきり分かる活発な海底火山の噴火が確認できた。戦争歴史で語られることの多い硫黄島だが、その地球の営みは、島の「今」を主張しているようだった。 最終進入コースに入ると、平らな島の中でも大きく隆起した高台の上に滑走路が見えた。珍しい地形に一瞬戸惑うが、やることは他の空港と変わらないと自分に言い聞かせ、滑走路番号に集中した。 太平洋戦争の遺跡を横目に見ながら着陸。硫黄島には心地よい風が吹き抜けていた。【操

    パイロット・アイ:パイロット目線の着陸映像 硫黄島の歴史と「今」思い、滑走路に集中 | 毎日新聞
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    taketake89 2023/11/18
    “最終進入コースに入ると、平らな島の中でも大きく隆起した高台の上に滑走路が見えた。珍しい地形に一瞬戸惑うが、やることは他の空港と変わらないと自分に言い聞かせ、滑走路番号に集中した”