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2024年6月1日のブックマーク (6件)

  • 今週の本棚:ジョエル・ヨース評 『大邱の敵産家屋 地域コミュニティと市民運動』=松井理恵・著 | 毎日新聞

    (共和国・2970円) 建て付けの悪い扉をこじあける道 日韓国。建て付けが悪く開かなくなった扉のように、両国の歩み寄りを阻んでいるものがある。対岸の国を、20世紀前半の歴史というレンズを通してのぞいてしまう傾向は、2024年の今も、顕著である。もちろん、加害と被害という点では、立場は逆。扉をこじあける方法はないのだろうか。1979年生まれの社会学者が模索する。 「敵産」と見て、一読を思いとどまることなかれ。どの嫌韓にもない洞察、どの韓流ドラマにもない興味深いストーリーが待っている。主役は、韓国第四の都市大邱(テグ)の北城路(プクソンノ)の人々、そして市民運動の立役者たちである。長年の実地調査をもとにした6篇の論文を加筆修正して一冊にまとめた。理論の考察にも紙幅が割かれているが、臨場感があり、読みやすい。金成玟(キムソンミン)や林志弦(イムジヒョン)…

    今週の本棚:ジョエル・ヨース評 『大邱の敵産家屋 地域コミュニティと市民運動』=松井理恵・著 | 毎日新聞
    taketake89
    taketake89 2024/06/01
    “「敵産」と見て、一読を思いとどまることなかれ。どの嫌韓本にもない洞察、どの韓流ドラマにもない興味深いストーリーが待っている”
  • 今週の本棚:佐藤優・評 『世界最強の地政学』=奥山真司・著 | 毎日新聞

    (文春新書・1045円) リアリズムに基づいた外交を見渡す わが国における地政学の第一人者である奥山真司氏による傑作だ。アングロサクソン(英米)流の地政学に関する最良の教科書でもある。 奥山氏は、地政学は質において学問ではないという立場を取り、こう述べる。<私の考えでは、実際の国際政治や安全保障について考えるときに、今なお強い説得力をもっているのは、アルフレッド・セイヤー・マハンやハルフォード・マッキンダーといった20世紀前半の理論家たちに源を持つ「古典地政学」のほうです。その議論や分析は、確かにおおざっぱで荒っぽい面もありますが、それだけに実践での応用がきき、説明能力が高い>。古典地政学とは、<伝統的に「大国」と呼ばれてきた国を動かしてきた政治家や学者たちにとってはある程度共有されてきた知識の集合体のようなもの>だ。現在も世界の政治エリートは、意識的もしくは無意識のうちに古典地政学に基

    今週の本棚:佐藤優・評 『世界最強の地政学』=奥山真司・著 | 毎日新聞
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    taketake89 2024/06/01
    “評者は1987~95年にモスクワの日本大使館に勤務した。ソ連時代もロシアになってからも政治エリートの国際政治に対する認識は古典地政学に基づいていた”
  • 土記:大軍拡の世に軍縮を探る=伊藤智永 | 毎日新聞

    <do-ki> 戦車や空爆やミサイル発射の映像を見るのが日常になった。今じゃ「核兵器を使った世界紛争が起きるぞ」という大国指導者の威嚇に、またかと驚きもしない。「有事対応だ」と演説されれば、防衛費増も仕方ないなと承服し、この際憲法も変えなきゃと言われると、そんなものかと同意する。 この大軍拡時代に、真剣に軍縮を追求する人たちは、何をどう考えているのだろう。5月11日、東京・三田の慶応大学で開かれた日軍縮学会をのぞいた。 知人の研究者は「核軍縮に関心があると、左翼なのと敬遠されがちだった」と苦笑するが、会長の青木節子慶大教授は「最近は学生の間でも先進技術の軍事利用や輸出管理問題への関心は高いですよ」という。ちなみに青木先生は宇宙法の第一人者だ。

    土記:大軍拡の世に軍縮を探る=伊藤智永 | 毎日新聞
    taketake89
    taketake89 2024/06/01
    “今や「核兵器復権の時代」。米露2大国が互いを直接攻撃できる「戦略核」の数量管理問題は、欧州など他の地域の戦場で使われ得る「戦術核」や「小型核」のあからさまな威嚇や移転にどう対処するかに変わった”
  • ライドシェア:ライドシェア全面解禁議論 タクシー不足、実情地域差 大都市「供給過剰ペース」 | 毎日新聞

    東京23区や京都などの一部地域で4月に始まったライドシェア。運営主体はタクシー会社のみで、タクシーの不足分だけ運行できるという縛りが付いた「日版」だ。政府はタクシー以外の事業者への全面解禁を含めて制度の見直しを検討しているが、「タクシー不足」はどれほど深刻なのだろうか。 「守るべきは規制ではない。全ての地域で、必要な時に円滑に、移動が可能になる『移動の自由の確保』が必要だ」。河野太郎デジタル相は、ライドシェアの規制のあり方を議論する政府の作業部会などで度々こう発言。LINEヤフーの川辺健太郎会長ら一部委員も「移動の足の確保という社会課題の解決に対して(現行のライドシェアは)十分な制度になっていない」などと、さらなる規制緩和を求めてきた。 国内のタクシー運転手は2006年の約38万人から、新型コロナウイルス禍を経て、22年に約21万人まで激減。コロナ禍が落ち着くと都市部ではビジネス需要、観

    ライドシェア:ライドシェア全面解禁議論 タクシー不足、実情地域差 大都市「供給過剰ペース」 | 毎日新聞
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    taketake89 2024/06/01
    “東京23区や京都などの一部地域で4月に始まったライドシェア。運営主体はタクシー会社のみで、タクシーの不足分だけ運行できるという縛りが付いた「日本版」だ”
  • 有罪評決後のトランプ氏に83億円の献金 陣営「アクセスが殺到」 | 毎日新聞

    11月の米大統領選で返り咲きを目指す共和党のトランプ前大統領(77)の陣営は5月31日、トランプ氏が不倫の口止め料支払いを巡る不正会計処理事件で30日に有罪評決を受けた後、24時間で支持者から5280万ドル(約83億円)の献金を受けたと発表した。 陣営幹部は「評決のすぐ後から、オンラインの資金集めシステムにアクセスが殺到し、一時的に利用しにくくなったほどだった。3分の1以上は新…

    有罪評決後のトランプ氏に83億円の献金 陣営「アクセスが殺到」 | 毎日新聞
    taketake89
    taketake89 2024/06/01
    “陣営幹部は「評決のすぐ後から、オンラインの資金集めシステムにアクセスが殺到し、一時的に利用しにくくなったほどだった。29・7%は新規の献金者だった」と述べた”
  • 「佐賀駐屯地」開設時はオスプレイを先行移駐 部隊配備の詳細判明 | 毎日新聞

    佐賀空港の隣接地で続く陸上自衛隊佐賀駐屯地(仮称)の建設作業。手前は空港駐車場=佐賀市で2024年3月13日午後2時31分、西脇真一撮影 陸上自衛隊の輸送機オスプレイを佐賀空港(佐賀市)に配備する計画を巡り、空港隣接地で建設している佐賀駐屯地(仮称)への部隊配備の工程表の概要が31日、防衛省関係者への取材で判明した。駐屯地は2025年7月までの開設を目指しているが、全ての施設の完成は7月以降になるため、陸自木更津駐屯地(千葉県木更津市)で暫定配備中のオスプレイを先行して移駐。それ以外の部隊は施設ができ次第移す。 配備計画では、空港西側の土地約34ヘクタールに駐屯地を整備し、木更津のオスプレイ17機に加え、陸自目達原(めたばる)駐屯地(佐賀県吉野ケ里町)のヘリ約50機を移駐。所属する陸自隊員は約700~800人程度と見込んでいる。

    「佐賀駐屯地」開設時はオスプレイを先行移駐 部隊配備の詳細判明 | 毎日新聞
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    taketake89 2024/06/01
    “駐屯地は2025年7月までの開設を目指しているが、全ての施設の完成は7月以降になるため、陸自木更津駐屯地(千葉県木更津市)で暫定配備中のオスプレイを先行して移駐。それ以外の部隊は施設ができ次第移す”