携帯電話による金融サービスがバングラデシュで普及し始めたのは最近のことだが、早くも銀行システムを激変させている。1日平均で33億3000万タカ(約4200万ドル)規模の 取引がモバイルバンキングで行われている。 バングラディシュには 公的銀行(訳注:中央銀行及び州立銀行のこと)と民間の銀行合わせて50行以上あるが、いまだに多くの国民は都市から遠く離れた、銀行のない僻地で暮らしている。バングラディシュの中央銀行が、このような銀行のない地域に暮らす人のためにモバイル金融サービスを導入したのは2010年のことだ。現在のところ、バングラディシュ銀行は計28の銀行にモバイルバンキングの許可を出し、その内の19行がすでにサービスを開始している。 バングラディシュ銀行の統計によると、2014年10月の時点で、これら19の銀行のモバイルサービスに 申し込んだ人は2331万人 に上る。これは人口の15%にあ
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