国の研究機関による大規模調査 国立研究開発法人 国立国際医療研究センターが、新型コロナウイルス感染症で入院した患者に対する分析結果の中間報告を公開しています。 国立国際医療研究センターは、新型コロナウイルス感染症の入院患者のデータベース化を行なう「レジストリ研究」を行なっています。 今回公開されたのは、2020年3月から7月7日までに登録されたデータを分析したもので、227施設の2,638人の患者が対象となっています。 この人数は、新型コロナウイルスの検査で陽性となった人の12.3%にあたります。 つまり、あくまでも新型コロナウイルス患者の、ごく一部が対象であり、分析も中間報告の段階です。 それでも、日本で行なわれている国のレベルの分析としては、初めてのものであり、日本人特有の特徴も見いだされています。 この記事では、感染した場合に重症化しやすい人の特徴を中心に紹介します。 重症化する患者