イノベーションを自ら生み出し社会に向けて価値を創出する能力を持つ「メディア・イノベータ」の育成をミッションとする、慶應義塾大学のメディアデザイン研究科。さる11月5日に、同科が主催するイベント「KMD Serendipity Series-偶然の出会い-」が行われた。講師として招かれたのは、デザインファームDesignitの創業者で、現在は同社社長のミカル・ハルストラップ氏。「Designning a Human Future」と題し、デザイナー視点のデジタルシフト、デザインが持つ役割の変化、そしてサービスデザインをする上での心構えと、デザインが担う未来を語った。 プロダクトからサービスデザインへシフト。iPhoneが変えたデザイン業界 デザイナーは、物事や世界を変えたいという思いに対して情熱を傾けていかなければなりません。見て美しいもの、社会の構造を変えなくてはいけないもの、このようなこ