古代マヤ文明の誇った大都市ティカルでは、天然の鉱物を使った浄水設備が存在していた可能性があります。 シンシナティ大学の研究チームがNatureから刊行されるオープンアクセス学術雑誌『Scientific Reports』に10月22日付けで発表した研究によると、ティカルの都の一部の貯水池から、ゼオライトや石英による水の濾過を行っていた証拠を発見したと報告しています。 これは現代でも利用されている水の濾過方法であり、マヤ文明は2000年近く前からその方法を知っており、世界最古の水処理システムを構築していた可能性があるのです。