ブックマーク / xtech.nikkei.com (6)

  • 5Gスマホの袋小路、コンシューマー主導の終焉か

    「この秋から低価格な5G(第5世代移動通信システム)スマホが続々と登場する。5G祭りになるだろう」——。ソフトバンクの宮内謙社長兼CEO(最高経営責任者)が2020年8月の決算会見で語った通り、ここに来てミドルレンジ価格帯の5Gスマホが増えてきた。中国OPPOや中国・小米科技(シャオミ)、シャープなどから5万円前後の価格帯の5Gスマホが登場している。5G普及に向け端末価格の壁が崩れ始める一方、5Gならではの端末の進化は見られない。コンシューマー主導で進化してきたモバイルの歴史が、終焉(しゅうえん)を迎えているという指摘もある。 ミドルレンジ価格帯の5Gスマホが壁崩す 携帯電話は、ほぼ10年ごとに大きな世代交代を遂げる。ネットワークと端末、サービスの3つが次世代に切り替わることで、新たな世代の通信システムが格的に普及する。その点で、携帯大手3社が2020年3月末に商用サービスを開始した5G

    5Gスマホの袋小路、コンシューマー主導の終焉か
  • Emotetが「感染爆発」の兆し、トレンドマイクロかたる悪質な引っかけの手口

    2019年秋に猛威を振るい、2020年7月に活動を再開し始めたマルウエア「Emotet(エモテット)」が「感染爆発」とも呼べるほどの兆しを見せている。情報処理推進機構(IPA)は2020年9月2日、Emotetに関連した相談が急増していると発表。セキュリティー対策ベンダーのトレンドマイクロをかたるメールも確認された。注意が必要である。 「2カ月で34件」から「2日間で23件」に急増 IPAの情報セキュリティ安心相談窓口には、2020年7~8月の2カ月でEmotet関連の相談が34件あった。ところが2020年9月1日と2日の午前中だけで23件の相談が寄せられた。まさに「急増」(IPA)だ。相談内容は「Emotetに感染した」「メールアカウントが攻撃者に乗っ取られて外部に攻撃メールを送信してしまった」というものだ。 Emotetはばらまき型メールで拡散される。ばらまき型メールとは不特定多数に向

    Emotetが「感染爆発」の兆し、トレンドマイクロかたる悪質な引っかけの手口
  • 「なんちゃって5G」に勝てないドコモ、米ベライゾンの二の舞いか

    NTTドコモが「なんちゃって5G」へのけん制を強めている。2020年8月末に記者説明会を開催し、KDDIやソフトバンクが計画する4G周波数帯を5Gへ転用する、いわゆる「なんちゃって5G」に対し、改めて「通信速度が伴わず、消費者に優良誤認を与える恐れがある」という主張を繰り返した。ドコモの主張はその通りだが、筆者はそれでもドコモが5G競争で不利になると見ている。執拗に他社をけん制するドコモは、不利になる状況を見越した焦りとみる向きがある。 執拗に「なんちゃって5G」をけん制するドコモ 「4G周波数帯を転用した5Gの速度は4Gと同等だ。ドコモは高速・大容量を実現できる5G用の新周波数帯で5Gを積極的に展開する」――。ドコモが2020年8月25日に開催した説明会で、同社ネットワーク部技術企画担当部長の中南直樹氏はこう主張した。その上でKDDIやソフトバンクが計画する4G周波数帯を転用する5Gにつ

    「なんちゃって5G」に勝てないドコモ、米ベライゾンの二の舞いか
  • あえて問いたい「日本版シリコンバレーに必然性はあるか」

    「日人はNATOですね」と聞かされた。私はそのとき、イスラエルにいた。どうも、北大西洋条約機構のことではなく、「No Action, Talk Only」の略だという。何も行動せず、話だけして終わり。物事は何も進展しない。 数年前にも中国の深センで同様の皮肉を聞かされたのを思い出した。日人は深センの企業から見積書を取る。「いくらを希望ですか」と聞いてもよく分からない。ある日いきなり、「工場監査をしたい」と言い出す。工場には7人の団体でやってきて、2日間にわたりあれやこれやと指摘を繰り返す。その後に「どうなった」と連絡しても、「検討中」としか返ってこない。そのうち、日企業との取引は霧消するという話だ。 話を戻す。私はイスラエルのテルアビブにいた。そこはビジネスタワーで、市内の絶景を見渡せる61階の会議室だ。有望なイスラエルのベンチャー企業を探すために、ベンチャーキャピタリストと面談して

    あえて問いたい「日本版シリコンバレーに必然性はあるか」
  • 首かけカメラでワンオペを遠隔支援、猛暑のエアコン修理にダイキンが投入した新端末

    の広い範囲で、ようやく梅雨が明けた。2020年はコロナ禍に加え、長雨で外出がままならない日が春から続いてきた。 そうかと思えば、梅雨が明けた途端、猛暑がやって来た。ここ数年の夏は家の中で熱中症になる人がいるほど、室温が上昇することが多い。この夏はコロナ禍で例年以上に自宅にいる時間が長くなっているため、エアコンを1日中つけっ放しにしている家庭も少なくないだろう。 もしこのタイミングでエアコンが故障したらどうなるか。暑くて在宅勤務どころではなくなる。自分や家族が暑さで倒れるかもしれない。エアコンに不具合が起これば、すぐに点検・修理してもらわないと命にかかわる。 オフィスビルや商業施設などでも同じだ。業務用の空調設備が故障すると、働く人や顧客に大きな影響を与える。コロナ禍で換気の重要性が高まり、設備設計の中でも特に空調計画が建築の大きな要素になってきた。 空調大手であるダイキン工業のコールセ

    首かけカメラでワンオペを遠隔支援、猛暑のエアコン修理にダイキンが投入した新端末
  • データベースを猫の鳴き声で埋め尽くす「ニャー攻撃」が急増、5000件超の被害か

    著名なセキュリティーリサーチャーのpiyokango氏が注目のシステムトラブルをピックアップ。今週の注目ネタは……。 今回は3件のトピックを紹介する。数千件に及ぶデータベースの改ざんと、公正取引委員会が実施したアンケートの漏洩、勤務管理サービスのメールサーバーへの不正アクセスである。 別の攻撃の調査中に見つかった改ざん(7月21日) セキュリティー設定が不十分なElasticsearchやMongoDBのデータベースが改ざんされる被害が続出している。セキュリティー専門家のBob Diachenko(ボブ・ディアチェンコ)氏があるサイバー攻撃を調査している最中にその攻撃に遭遇したとTwitterで明らかにした。 同氏は2020年7月上旬、あるVPNサービスベンダーのデータベースにアクセスできることを発見し、ベンダーにそのことを伝えた。その結果データベースはアクセスできないように対策されたが、

    データベースを猫の鳴き声で埋め尽くす「ニャー攻撃」が急増、5000件超の被害か
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