paperとtextに関するtakiko17のブックマーク (23)

  • 偽文士日碌

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    偽文士日碌
  • 2007-10-29 - 誰も私にギャフンとは言わせない、知的にも、恋的にも

    金井美恵子『文章教室』(asin:4309405754 asin:4828821406) じつにまあ意地の悪い小説だ(高橋源一郎でなくてもまず出てくる感想はそれだろう)。ただ、読んでいる一般の立場としては、登場人物にされて揶揄されることも、あるいは自分の書いた文章に矛先が向けられることもなく、高見の見物ができるわけで、ただただ面白かった。最後は筒井康隆かと思うほどエスカレートするので、可笑しくて仕方なかった。 「この書物のはじめから終りまで、ぼく自身がつくりあげた言葉は一つとして挿入されることなく、ひとたびこれを読んでしまうや、ここにある文句をうっかり洩らしてしまいはせぬかと恐しくなり、誰ももう口がきけなくなるようにしなければなりません」 これはフローベールが『紋切型辞典』について述べたとされる文言。この小説こそそれをみごとに果している。ちなみにこの文言は蓮實重彦『物語批判序説』(asin

    2007-10-29 - 誰も私にギャフンとは言わせない、知的にも、恋的にも
    takiko17
    takiko17 2007/11/01
    金井美恵子。「もしも、金井さんにも金井さんレベルでの非常に賢明な文学問題や恋愛問題が存在するのなら、どうしてそれをマジに問いかけないのか」
  • 英米短編小説翻訳

    ▼新 作 ▼翻訳作品履歴 '11.06.27… ◆サキ 『サキ・コレクション vol.8』 '11.04.01… ◆メアリー・ゴードン 『手品師の』 '11.01.25… ◆F.スコット・フィッツジェラルド 『生意気な少年』 '10.11.19… ◆シャーリー・ジャクソン 『ある物語の顛末』 '10.10.01… ◆アーネスト・ヘミングウェイ 『キリマンジャロの雪』 '10.08.16… ◆シャーリー・ジャクソン 『夏の人びと』 '10.07.01… ◆ジョン・チーヴァー 『クレメンティーナ』 '10.04.08… ◆J.D.サリンジャー 『ロイス・タゲットの長いデビュー』 '10.03.16… ◆サキ 『サキ・コレクション vol.7』 '10.02.18… ◆グレアム・グリーン 『パーティの終わりに』 '10.01.15… ◆ジョージ・オーウェル 『なぜわたしは書くのか』 '09.1

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    takiko17 2007/06/26
    「奇妙な味」っぽい短編等のオリジナル翻訳。おもしろそう。
  • 岡田利規『わたしたちに許された特別な時間の終わり』

    「三月の5日間」と「わたしの場所の複数」の二篇を収める。前者は二〇〇五年に岸田戯曲賞を受賞した作品の小説化、後者は岡田利規初の小説作品である。 「三月の5日間」について。あの、アメリカがイラクに戦争を仕掛けた三月のことを、覚えているだろうか。あのとき、私たちは何をしていたのか。個人的なことを書けば、私は明確に覚えている。イラクに攻撃すると決まった日、私は渋谷をデモ行進した。重苦しかった。気分ではなく、モノモライだったから。視野が妙に狭くなってて、右目の全体が痛痒い感じで、そんな状況を打破すべく「戦争反対!」と大声を挙げたりした。「サウンド・デモ」と呼ばれることになる抗議の行進。岡田利規が描いている五日間も、そのあたりの国際情勢が背景にある(ちなみに小説にこのデモも少し出てくる)。だが、この小説の独特なところは、まったくそれを背景に押し込めているところだ。 舞台は渋谷。ふとした偶然が重な

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    takiko17 2007/03/20
    評者、陣野俊史。
  • 堀江敏幸『河岸忘日抄』

    船に住み、河の音にかこまれて暮らす感じはどうだろう。枕の下にいつでも水音が響く生活は。嵐が来ればもちろん船は揺れるけれど、この小説のなかの「彼」によれば、船酔いも慣れによってある程度は克服されるものらしい。船の生活は、どんなものだろう。堀江敏幸『河岸忘日抄』を読んでいるあいだ、河の水の上にいるような感触が途切れることなくつづいていた。 「彼」は船に住む。だが、エンジンをかけてどこかへ出かけていくことはない。ただの一度も。移動のためではなく、住むために借りた船だから。生活に必要なものはなんでもそろっていて、も音響設備も整っている。デッキに出て、風を気もちよく受けながら珈琲(文中、珈琲はあくまでも漢字で出現)を飲むようすなど描かれれば、そんな生活、経験してみたい。ずっととはいわずとも、一時的にでも、と思う。 小説のなかの「彼」も、ずっと、というわけではないらしい。働き過ぎだと実感して、仕

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    takiko17 2007/03/20
    評者、蜂飼耳。
  • 『ショートカット』(柴崎友香)再読 - 偽日記@はてなブログ

    ●昨日読んだ「その街の今は」(柴崎友香)が面白かったので、『ショートカット』を読み返してみた。以前に読んだ時は、表題作の「ショートカット」をあまり好きとは思えなかったのだが、今回は読むのが二度目だということと、収録順ではなく、最後の「ポラロイド」から逆に、「パーティー」「やさしさ」と読んでいって、最後に、一番頭の「ショートカット」にたどり着いたということもあって、この表題作が、柴崎氏の小説の特徴が凝縮されてあらわれているものだと読めた。(とはいっても、小説としてそんなにいい作品だとはやはり思えないけど。)このは、「なかちゃん」という狂言回しのような登場人物によってゆるやかに関係づけられた連作集とも言える体裁になっているけど、ことさら「連作」としての企みが隠されているわけではないし、そういうことはどうでもいいのが柴崎氏の小説のように思える。 ●繰り返しになるが、この短編集に納められている作

    『ショートカット』(柴崎友香)再読 - 偽日記@はてなブログ
  • チェーホフ アントン・チェーホフの短編小説「たわむれ」を読む

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  • 毎日新聞社:今週の本棚 : 若島正・評 『書評家<狐>の読書遺産』=山村修・著

    ◇共感のさざなみ、かきたてられて もしもわたしが一冊のだったら――というのは変な想像かもしれないが、『書評家<狐>の読書遺産』を読んでいると、ついそう思ってしまう。もしもわたしが一冊のだったら、他の誰でもない、<狐>に読んでもらいたい。そしてできることなら、書評を書いてもらいたい。書評家<狐>こと山村修は、そう思わせるほど希有な読み手であり書き手だった。 ここで個人的な思い出話を綴(つづ)ることをお許し願いたい。<狐>とは、かつて夕刊紙「日刊ゲンダイ」で二十年以上もの長きにわたって書評コラムを書いていた、謎の人物のペンネームであった。そして、<狐>の書評が始まったのと同じ一九八一年に、実はわたしも「日刊ゲンダイ」で将棋ライターとして観戦記を書く仕事を始めたのである。そのころはまだ自分の原稿を書くのに精一杯で、ピンク記事をはさんだ向こう側にいる<狐>の存在には気づいていなかった。わずか九

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    takiko17 2007/03/14
    「バーは高きにおくこと。」
  • fussa45.net

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    takiko17 2007/03/06
    大滝詠一による小林信彦。
  • 案ずるより生むが易し: ubicast Bloggerではじめる複数ブログ運営

    AFTERTOUCH surreal SxGx maniac cinema&book; review *めぐりあうたびに溺れて 見失うたびに胸焦がしてた* InverseDiaryFunction SxGx キェェェェ N山家の人々 Dairy ☆質問ダイアリー☆ ネタ帖 むらみぃ 世の中とあたしの繋がり GOOBERS ++今日のechiko++ ロストマインドガール * mayumi blog * モウソウtagebuch 読書感想日記☆ネタバレ注意警報! 癌と煙草と酒と 俺の道 toro's blog. ++ torog ++ ココアシガレット・アンダーグラウンド Deportare gorf net AFTERTOUCH surreal 2ちゃんねるの超怖い話 maniac cinema&book; review CARLTON1976 平凡な日々 秘密のホンネ ゴリラ秘話。 L

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    takiko17 2007/02/06
    バラード、日野啓三。
  • Mita Information Technology Center, Keio University

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    takiko17 2007/02/06
    巽孝之評。「平凡なる風景を過剰なまでに夢想化していく行為」「その内部に何らかの真実を突く神秘的瞬間」
  • http://www1.interq.or.jp/ipsenon/p/info.html

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    takiko17 2007/02/05
    現代詩!
  • 医学都市伝説: 春の夜の夢の浮橋とだえして

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    takiko17 2007/01/16
    おもしろい。定家、歌病、精神分裂病。
  • Chomsky Frame

    ☆ 書籍紹介 『マニュファクチャリング・コンセント マスメディアの政治経済学』(トランスビュー 2007年) 経済学者エドワード・ハーマンとの共著によるメディア批判の決定版。自由市場におけるマスメディアが、その構造からして必然的に支配層の利益を擁護するプロパガンダ装置の役割を果たすことを「プロパガンダ・モデル」を用いて説明し、このモデルの有効性を検証するために、中米の対米従属政権やベトナム戦争の報道など多数の事例を挙げて、じっさいのメディアの行動とその政治的意図を鮮やかに解き明かしています。膨大な脚注には圧倒的な量の参考文献が載っいますが、そこにもまた興味をそそられるものがたくさんあります。2002年の改訂で70ページ超の序章を加筆して、アップデートされました。 ☆ パレスチナの正義?(2004年4月) 最近のパレスチナ・イスラエル情勢をめぐる、けっこうきわどいインタビュー。現在の時点でバ

    takiko17
    takiko17 2007/01/14
    チョムスキー関連のテキスト、インタビュー。
  • 49 トーマス・ピンチョンの三本立て | 片岡義男「ペーパーバックの数が増えていく」:SWITCH ON Excite(スイッチ・オン・エキサイト)

    三冊あるから三立てと言ってみるのだが、『スロー・ラーナー』は短編集だから、正確には三立てとは言えないかもしれない。長編小説として三作目の『グラヴィティーズ・レインボー』も、ペーパーバックの山のなかのどこかにあるはずだが、いまはまだ見つからない。『V』は彼の最初の長編で、一九六三年のウィリアム・フォークナー・ファウンデイションの、処女作賞を受賞した。一九六四年にバンタムでペーパーバックになり、写真にある一九八四年の版にいたるまでに、十七版を重ねている。二作目の『サ・クライイング・オヴ・ロット49』は一九六七年にペーパーバックになり、一九八二年の版までに十八版を重ねた。ピンチョンを読んだ人は少ないに違いない、と僕は思ってきたのだが、その考えは訂正しなくてはいけない。 『スロー・ラーナー』は一九八五年にペーパーバックになった。一九五八年から一九六四年にかけて、つまりピンチョンが二十一歳から二

    49 トーマス・ピンチョンの三本立て | 片岡義男「ペーパーバックの数が増えていく」:SWITCH ON Excite(スイッチ・オン・エキサイト)
    takiko17
    takiko17 2006/12/13
    片岡義男によるピンチョン。
  • 白水社 :連載・エッセイ 「実録・気になる部分」岸本佐知子 2004年2月

    2月1日(日) 昨日のしわ寄せで苦吟。何十年生きていても学習しない自分の馬鹿ばか莫迦。 2月2日(月) 苦吟。なのに頭が勝手に国木田独歩→くにきだどっぽ→にくぽっきだど→きどだぽっくに→……とアナグラムを延々こしらえて止まらない。 2月3日(火) 夕、駅近の古書店にてサド『ジェローム神父』、荷風『夢の女』、『イメージ辞典』。 2月4日(水) 去年のうちに依頼されて余裕をぶちかましていた某仕事、急に尻火となりてヘルなのに『ジェローム神父』、それから枝を玉門に突っこんでやったり、枝で乳房をひっかいてやったりした末に、最後には、若い男の死体を切り裂いて、そこから心臓を抜き取り、この心臓で娘の顔を汚してやったりしている場合ではなく締切りは明日。 2月5日(木) 「君、死に給え」というフレーズ。 「また廓(くるわ)」という誤変換。 2月8日(日) 新百合。父が「どーも君」を実在の動物だ

    takiko17
    takiko17 2006/12/11
    翻訳家・岸本佐知子のエッセイ。
  • webちくま

    ためし読み 2024/8/20 岸 圭介 そのことばは子どもに正しく伝わっていますか?――ことばの「意味」と「価値」を伝える教育 『学力は「ごめんなさい」にあらわれる』より「はじめに」を公開!

    webちくま
    takiko17
    takiko17 2006/12/11
    ウェブちくま。姫野カオルコのエッセイ。
  • ガルシア・マルケス活用事典

    【ガルシア・マルケス】Gabriel García Márquez 1927- コロンビアの小説家。1982年度のノーベル文学賞を受賞。サンタ・マルタに近い小さな町アラカタカに生まれ、ボゴタ大学で法律を学んだ後、ジャーナリズムの道に入ってローマ、パリに在勤。1955年に中編『落葉』を発表してから、同じく中編『大佐に手紙は来ない』(1961)、短編集『ママ・グランデの葬儀』(1962)、中編『悪い時』(1964)などを経て、20世紀小説の最大の収穫の一つと言われる『百年の孤独』(1967)を世に送った。[…] 平凡社『ラテン・アメリカを知る事典』より

    takiko17
    takiko17 2006/12/09
    「ガルシア・マルケスを活用」「同時にガルシア・マルケスがいかに活用されてきたかを知る」読みごたえありそう。
  • 毎日新聞社:今週の本棚 : 池澤夏樹・評 『わが悲しき娼婦たちの思い出』=G・ガルシア=マルケス著

    ガルシア=マルケスが川端康成の『眠れる美女』に想を得た話を書こうと思ったのは、人の言葉によれば一九七〇年代初頭のことである。短篇のアイディアを六十四書きとめたメモの中に、そのプランもあった。 そして書かれたのはパロディーだった。一九八二年に発表された「眠れる美女の飛行」という短篇で、パリからニューヨークへ飛ぶ飛行機の中で絶世の美女と隣り合わせたのに、彼女はひたすら眠っていて声を掛ける機会もなかったという滑稽譚(こっけいたん)。 この話の終わりの方で、ほとんど作者自身である語り手は、川端の小説に言及して、「あの晩、美女の眠りを見守りながら、私はこの老境の洗練を理解しただけでなく、それを十全に生きた」と言う。 眠る美女とそれを見る男、見るだけで何もできない男、という構図。いばら姫をキスで起こせない王子。老いゆえの不能。 だが、このテーマは短篇一つでは終わらなかった。最後のから十年後、病を

  • 今月のひと

    ヴィクトル・ペレーヴィンは、現代ロシアでカルト的な人気を誇る作家である。一九六二年生まれ、モスクワ在住。もともとは電子工学を学び、飛行士の訓練も受けていたという。SFに近い「風刺的・哲学的幻想小説」とでも呼ぶべきジャンルの書き手であり、一九九○年代前半にSF関係の文学賞を何度も受けた。既成「純文学」文壇の狭い枠組みをはるかに越え、若い世代を中心に広範な読者の間で強い支持を受けているという意味では、日の村上春樹にも多少似た存在と言えるだろう。いや、私の印象では、村上春樹の上品なファンタジーに、キッチュを恐れない島田雅彦の「毒」を加味したような、そんなパワフルかつ神秘的な作家である。いずれにせよ、新作が出るたびに一種の「文学的事件」となるような作家は、現代ロシアの文壇では彼のほかにそんなにいるわけではない。 その彼が国際交流基金の文化人招聘プログラムで、今年の三月末にお忍びで来日した。「お忍

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    takiko17 2006/12/03
    「ある女性のことが気に入ったとしても、どうしてかなんて、絶対に説明できるものではない。説明できるのは、どうして気に入らないかだけでしょう」