名古屋市交通局が、市営地下鉄の駅名変更を検討している。二十日に有識者でつくる地下鉄駅名称懇談会(座長=阿部亮吾・愛知教育大准教授)が初会合を開き、「中村区役所」(桜通線)「市役所」(名城線)など六駅を審議対象とし、二〇二一年一月までに新駅名を決める方針が交通局から示された。 地下鉄駅は地図や案内板にも表示されるため、むやみに変えないのが原則。開業六十二年間で駅名変更は、町名改編などに連動した「栄町→栄」「伏見町→伏見」(一九六六年)、「藤ケ丘→藤が丘」「瑞穂運動場→瑞穂運動場西」(〇四年)の四例しかない。