空飛ぶクルマが街の中を飛び交う世界ーーそんなSF作品のような未来へ向けた取り組みが、日本でも加速している。 8月30日、都内の会議場にて、「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催された。国土交通省や経済産業省が主体となって推進するもので、NECやSUBARU、エアバス・ジャパンといったメーカーや、UberやANAホールディングスなどの移動ソリューションを提供する企業、CARTIVATORやDrone Fundを始めとする関連団体などが参加する。 冒頭、経済産業省 製造産業局長の井上宏司氏は、「空と陸と海の移動がシームレスに繋がる、将来のトータルモビリティサービスの一つとして空飛ぶクルマが登場しつつある」と認識しているとし、「自動車の普及時と同様、全く新しい社会を生み出し、多くの社会課題を解決する可能性がある」と語った。井上氏は、第一回となる今回の協議会において、「まずは民間企業から空の移動