芸能界を揺るがしている人気俳優の相次ぐ電撃引退。昨年12月、突如、引退した成宮寛貴を皮切りに、今年に入って女優の江角マキコ、清水富美加、堀北真希と、4人の人気俳優が、わずか3カ月の間に自ら幕引きを行ったのだ。 「こんなことは、芸能史をひもといても、あり得なかったこと。売れっ子俳優が自らの事情で引退に追い込まれるなんてことは10年に1人……、いや20年に1人いたかどうか……。今後も、引退を口にする俳優が出てくるかもしれない」(芸能プロ関係者) そんな異常事態の中、注目を集めているのが俳優の小栗旬だ。俳優のための俳優による自主的な労働組合を結成しようと水面下で活動しているという。 「小栗の目標は、米ハリウッドにある『SAG―AFTRA』の日本版です。『SAG──』は1933年に設立された世界初の映画俳優組合で、組合員は約20万人いる。日本にも、俳優の西田敏行が理事長を務める『日本俳優連合』が存