顔の「外側」ではなく「内側」を使って認識・識別。 これまでの顔認識システムの欠点。例えばマスクをつけていたりヒゲを伸ばしたりすると上手く認識してくれないという問題を解決しようと、インドにあるジャダプール大学の研究チームはまったく新しいシステムを開発しました。顔の表面の下を走る血管のレイアウトによって識別を行う顔認識システムです。 熱探知カメラによって撮影された画像は、特別なアルゴリズムを用いたコンピューターで処理。毛細血管を含む全ての静脈と動脈を映し出し、レイアウトや血管の太さで個人を識別します。表面に見えるパーツを使った認識でないため外観の変化にも対応可能で、識別率は97%を誇るそう。 研究チームはこの技術を写真IDなどに応用できないか、さらに精度を高めるべく研究を続けていくそうです。 [gizmag] (KITAHAMA Shinya)
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