拡張現実(AR)をめぐる競争に新たな参入者が現れた。Metaの創業者でCEOのMeron Gribetzが2月17日、TEDでMeta 2ヘッドセットのデモを行った。マイクロソフトのHoloLensや、グーグルの謎に包まれたMagic Leapプロジェクトにとっては新たなライバルの出現だ。 Gribetzがコンピューターにつないで披露したデモでは、空中で回したり分解したり操作できる本物のようなホログラフィや、物理的なモニターに取って代わる仮想モニター、テレプレゼンス技術を用いて実演した仮想空間でのコワーキングなど、我々がARと結びつけて考えている素晴らしい技術が盛り込まれていた。 Gribetzによると、このヘッドセットは人々の感覚を拡張するような新しいインターフェースだ。ARは「デジタルデバイスを使って我々の体をいかに拡張するか」ということであり、Metaは物理的な世界の上にデジタルな情