矢野経済研究所は1月7日、国内の介護ロボット市場に関する調査結果を公表した。調査期間は2013年10月~12月で、介護ロボットメーカーおよび販売会社、研究機関等を対象に実施された。 「介護ロボット」は、非産業用ロボット(サービスロボット)のなかで、高齢者の介護目的(排泄支援、食事支援、移乗支援、歩行支援、見守り支援など)に使用されるものを指す(リハビリロボット、コミュニケーションやセラピーを目的としたロボットは含まない)。 調査によると、国内の介護ロボット市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、2011年度が1億2,400万円、2012年度は前年度比137.1%の1億7,000万円だった。目的別にみると、排泄支援が1億2,000万円と全体の7割を占め、歩行支援の3,000万円、その他の2,000万円が続いた。なお、市場規模(メーカ出荷金額べース)は、前年度比125.3%の2億1,300万円と