『七瀬ふたたび』(ななせふたたび)は、筒井康隆のSF小説。 1972年10月から1974年10月にかけて『別冊小説新潮』『小説新潮』に連作の形で発表された。「邂逅」(初出時は「七瀬ふたたび」)「邪悪の視線」「七瀬 時をのぼる」「ヘニーデ姫」「七瀬 森を走る」の5編からなる。読心能力を持つ火田七瀬の様々な超能力を持つ仲間との交流や敵対者からの逃亡を描く。第7回星雲賞を受賞した。 『家族八景』から続く「七瀬シリーズ」「七瀬三部作」の一つである。1979年のNHK少年ドラマシリーズなど、5回映像化され、2001年に山崎さやか(現山崎紗也夏)により漫画化されている(詳細は後述)。 『家族八景』(1972年)と本作品、『エディプスの恋人』(1977年)を合わせて、七瀬シリーズ[1][2]、七瀬三部作[3]、七瀬もの[4]と呼ばれることがある。ただし趣は3作で全く異なり、『家族八景』が家庭の中にほとん