大阪市は2015年1月6日、システムの不具合のために、区役所など市の窓口で発行した「住民票の写し(世帯連記式)」のうち約700件で、日付を誤って記載していたことが判明したと発表した(画面)。 1月5日から稼働した新システムへのデータ移行時にミスがあったためだという。誤りがあるのは1月5日発行分で、同日の業務終了後に修正処理を施したため、1月6日以降の発行分には誤りはないとしている。 大阪市の説明によれば、誤って記載されたのは、住民票の写しの中の「住所を定めた年月日(住定日)」の項目である。住定日には「個人の住定日」と「世帯の住定日」があり、ある世帯に別の人が引っ越してきた場合などは、両者の日付は異なる。誤りが判明した約700件の住民票の写しでは、本来「個人の住定日」を記載するべき位置に、「世帯の住定日」が記載されていた。市職員が証明書交付時に内容確認を行った際に誤りに気づき、システム部門に