11月7日、観光地としても人気の能登の地で、ある奇祭が行われた。それが、「いどり祭」だ。 餅をけなして、来年の豊作を祈る 祭りの名前でもある「いどり」は、「けなす」という意味の方言。当番となる男子のみで直径1.2メートルもの大鏡餅2枚、小型の餅50~60個、とうし餅16枚を作り、陪審をもてなす。 この際に陪審は餅をけなしまくり、当番たちは弁明をし、最後は宮司が仲裁に入り、「来年に期待しましょう」などと場を治めて終了する。 今年陪審を務めた男たちは、来年には当番となり、けなされるための餅を作る。 由緒ある奇祭 この祭りは、毎年1日から8日にかけて行われる「八講 祭(はっこうさい)」の最中に、能登町鵜川の菅原神社にて行われる。 500年の伝統を持ち、石川県の指定無形民俗文化財にも指定されている、由緒ある奇祭だ。 Twitterには「けなしたい」との声も 餅をけなす祭。「なんとひどい、今までで最