2008年の IT 業界の buzzword といえば、「クラウド・コンピューティング(Cloud Computing)」であろう。 カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)の計算機科学(Computer Science)の研究者たちが、クラウド・コンピューティングの概念と研究課題をまとめた white paper、"Above the Clouds: A Berkeley View of Cloud Computing"(同 PDF 版)が出た。まだ中身に目を通していないが、これは計算機科学やインターネットの技術者であれば、must-read であると思う。 なぜなら計算機科学の、それもアーキテクチャや OS、分散システムの最先端研究機関の一つである UC Berkeley (RAD: Reliable Adaptive Distributed Systems Labor