低価格化が進んだSSDは、HDD以上の高速性を武器に大きなブレークを果たした。その心臓部となるNANDコントローラを開発するメーカーも増加、今後はさらなる激戦が予想される。 現在のSSDは、コントローラの性能向上やファームウェアの改良などにより、初期の安価なSSDに見られたプチフリーズ問題を解消。シーケンシャルリード200MB/s以上、ライト100MB/s以上の製品が一般的となった。260MB/s前後のシーケンシャルリード性能を実現した製品も登場しており、これ以上の高速化は、最大転送速度6GbpsのSerial ATA 3.0(以下、SATA3)への移行がほぼ必須だ。実際にSATA3対応で3Gbps以上の速度を実現した製品も発表済みで、2010年は、SATA3対応の製品が各社から登場する可能性が高い。 また、Windows 7が登場したことにより、Trimコマンドに対応した製品も増加した。