ロストジェネレーション=失われた世代という言葉自体が、 バブル世代、老害世代の価値観に基づいたものだからだ。 一体、この世代は何を失ったというのか――? 私は1975年生まれ、就職氷河期まっただ中だった、 まさにロストジェネレーション世代であり、 昨日のブログでロスジェネ世代の愚痴みたいなことを書いたが、 私自身はこの世代に生まれたことを不運だとも不幸だとも、 ましてや何かを失ったとも思っていない。 むしろ心の底からバブル世代に生まれなくて、 よかったと思っている。 「失われた」という感覚は、 過去の常識や価値観にしがみつく、 バブル世代・老害世代の考えに基づく言葉だと思う。 一体、何を失ったのか。 「いい大学を卒業しても就職できないこと」 「就職しても過去の時代のように昇進できなくなったこと」 「就職しても過去の時代のように昇給できなくなったこと」 「就職しても終身雇用がほぼ不可能になっ