2007年1月1日 30曲、1時間58分 This Compilation ℗ 2007 A&M Records Limited
2008年にリリースされたアルバム「Viva La Vida or Death and All His Friends」や2011年の「Mylo Xyloto」とは異なるアプローチで手掛けられた、コールドプレイの6枚目スタジオアルバム「Ghost Stories」。切ない愛と別れをテーマにした本作は、内観的でほろ苦い人間模様がアルバムのタイトルにも投影されている。アルバムを通してこのバンドのシグネチャーサウンドが存分に楽しめるが、中でもリードシングル “Magic” は雄大なメロディが強く印象に残る。また本作では、EDMテイストのダンサブルな “A Sky Full of Stars” を除いて、コールドプレイ本来の壮大なパフォーマンスとは違った一面を垣間見ることができる仕上がりになっている。レディオヘッドのアルバム「Kid A」から影響を受けた、魅惑的な雰囲気が特徴の “Midnight
2009年1月1日 16曲、47分 This Compilation ℗ 2009 Universal Music Ltda
白人ジャズミュージシャンの最高峰のヴォーカルとピアノによるデュオアルバムの傑作。1970年半ばにColumbia RecordsからFantasy Recordsに移籍したビル・エヴァンスは、1975年6月マネージャーのHelen Keaneのプロデュースのもと、トニー・ベネットとのデュオ作をレコーディング、大物アーティスト同士のスペシャルな共演となった。楽曲は"Some Other Time"、"My Foolish Heart"、"Waltz for Debby"など、エヴァンスのおなじみのナンバーを中心に構成。互いの個性が向き合う静かな緊張感の中、美しいピアノの調べと、緩急を自在に操る情感豊かなベネットの歌声が織りなす名演となった。このアルバムの成功を受けて、1977年には、続編となるアルバム「Together Again」もリリースした。
1999年1月1日 12曲、1時間8分 ℗ 2000 The Verve Music Group, a Division of UMG Recordings, Inc.
片やシーン屈指のソウルフルな歌声を持つディーバ、 UA 。片や先鋭的なジャズ・サキソフォン・プレーヤーであり、アートやカルチャーに造詣が深く、サウンド同様鋭い評論で文化を抉る文筆家でもある菊地成孔。それぞれが圧倒的なほど強烈な個性と存在感を放ち、お互いにそれぞれの作品で共演を済ませていた2人がガップリと組んで作り上げたジャズ・アルバム。穏やかに抑制されているようでいて、緊張感も漂わせるサウンドの中で、個性豊かな2人の真のアーティストが火花を散らすように鬩ぎ合う。たとえ “Night in Tunisia” や “Over the raibow” といっただれもが知っているようなスタンダード曲であっても、この上なく官能的に、これまでに聴いたことのないオリジナルなサウンドにしてしまう。そんな2人の能力の高さが余すところなく発揮されている。才能と才能が鬩ぎ合うことによってお互いの能力をどこまでも
2016年5月20日 13曲、51分 ℗ 2016 The Verve Music Group, a Division of UMG Recordings, Inc.
ジェイムス・ブレイクのサードアルバム「The Colour in Anything」は、ダブステップをはじめとしたUKベースミュージックを、ダンスではなく内省的表現として昇華させた音楽性はそのままに、より"静"にフォーカスを当てた緻密なソングライティングが魅力となっている。"F.O.R.E.V.E.R." に聴けるように、本人のヴォーカルの表現力もさらに高まっている印象だ。本作リリースに至る過程で、Beyoncé への客演に象徴されるように、クラブカルチャーの枠を超えて世界のポップシーンへの影響力を持つ存在となっていったジェイムス・ブレイク。全17曲というボリュームも圧巻の、彼の充実ぶりを象徴する作品である。
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