ソニーは2日、フルハイビジョン(HD)の4倍の解像度を持つ「4K」映像に対応する同社初のネットワークカメラ「SNC―VM772R」を、8月20日に発売すると発表した。フルHDより1・5倍先にいる人の顔を認識できるほか、夜の暗い場所でも対象物を鮮明に映し出せる。市街地や駅などで監視用途を見込む。 必要な部分や動く対象物だけを4K映像で記録し、それ以外の部分は解像度を下げる機能を搭載。データ量を最大で半減でき、伝送コストを下げられる。高性能デジタルカメラに使っている1型の相補型金属酸化膜半導体(CMOS)センサーを採用し感度を高めた。0・06ルクスの暗さに対応。価格は35万8000円(消費税抜き)。 世界最大手を買収したキヤノンの勝算 キヤノンのネットワークカメラ事業をめぐる動きが活発化してきた。監視カメラなどネットワークカメラ世界最大手であるスウェーデンのアクシス買収を筆頭に、自社製品ライン