今回は連載のタイトル「人工知能で明日のビジネスは変わるのか?」というテーマにふさわしく、人工知能もしくは機械学習とその市場もしくは収益について考えてみます。 人工知能でマネタイズできる分野 人工知能はいろんな切り口からの分類がありますが、前回の結びに書いたように「人間を超える」という部分がお金になるものと、「超えないけど人間より隈なく処理をする」という部分がお金になるものがあります。 人間を超えるもの まず前者の「人間を超える」というケースです。 これはビジネスとして大変美しく、理想的です。人間ではできないことをやるのですから、そこに料金が発生するのも納得です。ただ、現時点ではこれはなかなかありません。 ディープラーニングによる画像認識は、人間を超える精度を出しつつあります。画像認識自体をどうお金に変えるかのほうが課題です。囲碁の棋力も人間を超えつつありますが、これもそのこと自体はやはり